アワビとよく似た「トコブシ」の見分け方

海の幸の中でも高級食材として知られるアワビ。見た目が似ているために、つい「トコブシ」と間違えてしまうこともよくあります。実はこの二つ、並べてみると意外と簡単に見分けられます。

貝殻の孔(あな)の数と形に注目しましょう。アワビは成長しても貝殻に4〜5個の孔しか持ちませんが、トコブシは6〜8個と、明らかに多いのです。さらに、アワビの孔は煙突や富士山のように高く突き出ていますが、トコブシの孔は表面からあまり出ず、フラットな印象です。

どちらも潮乾帯から浅海にかけて生息し、岩にしがみついて生活していますが、味わいや食感は少し異なります。アワビは引き締まった身が人気で、トコブシはやや柔らかく、家庭では煮物や吸物に使われることも。漁師の間では、「孔が多いのはトコブシだ」と昔から伝わるほど、この特徴はよく知られています。

市場や海辺で珍しい貝を見かけたら、ぜひその貝殻を覗いてみてください。数えただけで、アワビかトコブシかがすぐわかるかもしれません。

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