「よー言うわ」って、どんな意味?

関西弁には、独特のニュアンスで心にグッと来る表現が多くあります。「よー言うわ」という言葉も、そのひとつ。これは「よういわんわ」とも言い、「そんなこと、とても言えないよ」という意味です。

でも、単に「言わない」という意味だけではありません。たとえば、相手のずけずけとした発言に呆れて、「あんた、よくそんなこと言えるわ」といった皮肉めいた使い方もあります。逆に、立場が上の人の前で「恐れ多くて、よー言うわ」と使えば、「とてもそんな勇気が出ない」といった敬意やへりくだった気持ちがこもっています。

関西の人たちの会話では、この一言で「もう引けない空気」や「ツッコミの限界」が伝わることも。たとえば、友達がとんでもないことを言い出したら、「ほんまに、よー言うわ…」とため息交じりに言えば、「呆れたけど、どこか憎めない」という複雑な感情が自然と伝わるのです。

関西弁は、言葉の裏にある感情を豊かに伝える力があります。「よー言うわ」は、「言わない」ではなく、むしろ「それだけのことが、ここでは言える雰囲気じゃない」という空気感や人間関係の機微を、グサリと突く表現といえるでしょう。

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