エスカレーターの右立ち、関西や中国地方が中心

日本ではエスカレーターでの立ち位置に地域差があり、「右に立つ」と答える人が多い都道府県が9つあることが分かっています。それは大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、福井県、島根県、愛媛県、徳島県、宮崎県です。

こうした地域はすべて日本地図の西側に位置しており、特に関西地方から中国・四国地方にかけてが中心です。実は、関東では「左に立つ」が一般的ですが、関西以西では「右に立つ」習慣が根付いています。この違いは昔から言われており、関西では人が多い駅などで「右に立って、左を歩く」人が多いのが特徴です。

例えば大阪の地下鉄や神戸の駅では、自然と右側に立つ人が多く、急いでいる人は左側を歩くという流れができています。この習慣の起源は諸説ありますが、かつての路面電車や通行習慣の名残とも言われています。

ちなみに、最近では安全上の理由から「両端に立たず、歩かないで」という呼びかけも増えています。混雑時や地震の際には、エスカレーターで歩くことが危険になるためです。とはいえ、地域の文化としての立ち位置の違いは、今も多くの人の意識に残っています。

旅行先でエスカレーターに乗るときは、周りの人の動きを見て合わせるのがスマート。無理に歩かず、ゆったりとした気持ちで利用したいですね。

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