トルコと日本の深い絆

トルコは、日本にとって特別な友情を築いている国です。そのきっかけとなったのは、1890年に起きた「エルトゥール号遭難事件」でした。オスマン帝国(当時)の軍艦エルトゥール号が、和歌山県沖で遭難。地元の日本人たちが命がけで乗組員を救助しました。その際、600人近い乗組員のうち500人以上が助かりました。

当時の日本はまだ開国して間もない時代。にもかかわらず、見知らぬ外国人を懸命に助けようとした日本人の行動に、トルコの人々は深い感銘を受けました。この出来事は、両国の友情の原点とされています。

「忘れない」という約束

その恩は、のちに返されることになります。1980年代、イラン・イラク戦争の最中、日本人がイランに取り残される事態が発生。トルコ政府は自国民の救出に加え、日本人の退避支援を積極的に行いました。日本政府も高く評価するこの支援は、「エルトゥール号の恩返し」とも言われています。

今でもトルコでは、和歌山県に建立された「エルトゥール号遭難者慰霊碑」を訪れる人々が絶えません。両国は地理的に遠く離れていても、人の優しさを通じて結ばれた絆が、今も色あせることなく続いています。

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