カナダの古い首都・キングストンの歴史
カナダの首都といえば、現在はオタワが有名ですが、実はその前に別の街が首都の役割を担っていた時期があります。それがオンタリオ州にあるキングストンです。
1841年から1844年までのわずか3年間ではありますが、キングストンは統一されたカナダ(当時は「カナダ・ユニオン」と呼ばれていました)の首都として機能しました。この時期、イギリスの植民地だったカナダでは、政治の中心地をどこにするかが大きな議論の的でした。キングストンは戦略的な場所に位置し、アメリカとの国境からもほど近く、安全面でも有利だと考えられていました。
さらに興味深いのは、カナダ初代首相ジョン・A・マクドナルドがこの町で生まれており、彼の政治的キャリアもここで始まったこと。また、カナダ初の議会が開かれたのもこの街だという史実があり、まさにカナダ建国の地としても重要な役割を果たしました。
しかし、首都としての地位は長くは続かず、1844年にモントリオールへ、その後オタワへと移ることになります。それでもキングストンには、古い政府庁舎や要塞など、当時の面影を残す歴史的建造物が今も多数残っており、観光地としても人気です。
短い期間ではありましたが、カナダの政治的出発点として、キングストンの存在は決して小さくありません。
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