鼻カニューレの使い方と目的

鼻カニューレは、主に酸素療法の際に使われる医療器具です。その名の通り、鼻を通して患者さんに酸素を送るための細いチューブで、両側の鼻腔に軽く通して使います。

主な目的は、体に十分な酸素を供給することです。呼吸に困難を抱える方や、肺炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、あるいは心不全などの病気がある場合、血液中の酸素濃度が低下することがあります。そのようなとき、鼻カニューレを使って酸素を補うことで、体の機能を正常に保つ助けとなります。

このカニューレは軽く、患者さんの動きをあまり制限しないため、病院でも自宅でも広く使われています。装着も簡単で、鼻の穴に先端を入れ、耳の後ろでチューブを固定するだけ。長時間の使用にも比較的快適に使えます。

ただし、長期間使う場合は鼻の乾燥や肌への刺激に注意が必要です。医師や看護師の指示に従い、加湿器を併用したり、肌を守るケアを行ったりすることが大切です。

最近では、在宅酸素療法の一環として、高齢者や自宅療養中の患者さんにもよく処方されています。酸素ボンベや酸素濃縮器と組み合わせることで、自宅にいながら安定した酸素供給が可能になります。

鼻カニューレは一見シンプルな器具ですが、呼吸に不安を抱える人にとって、とても重要な役割を果たしています。

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