在宅酸素療法の対象となるのはどんな人?

日本では、自宅で酸素療法を受けながら生活している人が約15万人います(平成22年度のデータ)。この数字は年々増えており、呼吸に困難を抱える人々にとって、在宅酸素は欠かせない治療の一つとなっています。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)が、在宅酸素療法を受けている人のほとんどを占めています。全体の約45%と、最も多くの割合を占めています。喫煙や大気汚染などが原因で起こりやすく、のどの痛みや慢性的なせき、息切れなどが特徴です。特に中高年者に多く見られます。

次に多いのが間質性肺炎で、約18%。これは肺の奥の組織に炎症や線維化が起こる病気で、軽い運動でもすぐに息が切れてしまうことがあります。原因がはっきりしない場合も多く、じわじわと進行することが特徴です。

そして第3位は肺結核の後遺症です。かつて肺結核にかかった人が、治癒後も肺の機能が十分に回復せず、長期的な酸素補給が必要になるケースがあります。昔は肺結核が多かったため、今でもその影響が残っているのです。

在宅酸素は、病気の進行を抑え、日常生活の質を保つためにとても大切です。医師の指示に従いながら、酸素を適切に使うことで、自宅での生活をもっと楽に、安心にできます。

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