カーボン・クレジットの価格動向(2023年3月時点)

カーボン・クレジットは、企業や個人が二酸化炭素の排出量を相殺するために取引される仕組みです。種類によって価格に大きな違いがあり、その背景には取り組みの性質や実現の難しさが関係しています。

2023年3月22日時点のデータによると、省エネに関連するクレジットの取引価格は1ユニットあたり800~1,600円でした。一方、再生可能エネルギー由来のクレジットは1,300~3,500円とやや高め。最も価格が高いのは森林由来のクレジットで、10,000~16,000円と大幅に高い水準となっています。

この価格差はなぜ生じるのでしょうか?省エネや再エネプロジェクトは比較的短期間で成果が出やすいのに対し、森林による炭素吸収は長期間の管理と信頼性の確保が必要です。そのため、森林クレジットにはプレミアム価格がつきやすいのです。

加重平均価格を見ても、その傾向は明らかです。省エネが1,431円、再エネが2,953円、森林が14,571円と、種類ごとの価値評価が明確に反映されています。今後、カーボンプライシングが本格化すれば、こうした価格もさらに変動していくでしょう。

カーボン・クレジット市場は成長途上ですが、脱炭素社会の実現に向けて、今後も注目が集まりそうです。

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