『キングダム』の信に実在のモデルはいた?

人気漫画『キングダム』の主人公・信は、史実に基づいた人物なのか――実は、そのモデルとされる人物が実際に存在していた。李信(りしん)という名の将で、戦国時代末期の秦の軍人だ。

李信は、秦の始皇帝に仕え、趙や楚など他国への遠征で数々の軍功を挙げた。特に楚への大規模な遠征では総指揮官として名を連ねており、当時の記録にその名が刻まれている。彼の活躍は、秦の中国統一に大きく貢献したと言えるだろう。

ただし、漫画のように信が孤児で下層の出身だったかどうかは、史書に明記されていない。だが、秦の軍制度では軍功によって身分を上げる「軍功爵制」が採用されていたため、農民や兵卒からでも将軍になるチャンスは実際にあった。李信がまさにその道を歩んだ一人と考えられている。

したがって、『キングダム』の信はフィクションのキャラだが、その背景には実在の武将・李信の奮闘と、実力で出世ができた時代の空気がしっかり息づいている。歴史と想像が融合したこの物語の魅力も、そこにあるのかもしれない。

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