デニッシュパンの本当の名前って?

朝食の定番として人気のデニッシュパン。ふわっとした生地にバターの風味が広がるこのお菓子パン、英語では「danish pastry」(デニッシュ ペストリー)と呼びます。そのまま直訳すると、「デンマークの菓子パン」という意味になりますが、実は発祥はオーストリアやフランスのパン技術をもとに、デンマークで発展したものです。

では、フランス語では何と言うのでしょうか?実は、フランス語には「デニッシュ」という特定の単語はありません。代わりに、クロワッサンやバゲットとは別のカテゴリーとして、「ヴィエノワズリ」(Viennoiserie)と呼ばれる焼き菓子のグループに分類されます。この言葉は、「ウィーン風のパン菓子」という意味で、19世紀にオーストリアのパン職人がフランスにもたらした製法がルーツ。デニッシュも、この「ヴィエノワズリ」の仲間として扱われます。

だから、フランスでデニッシュを注文するときは、「un viennoiserie danois」(デンマーク風のヴィエノワズリ)と表現すると、通じるかもしれません。でも、お店の人が「ああ、あのふわっとした甘いパンね」と思えば、自然と笑顔で出してくれるはず。言葉以上に、おいしそうな見た目が何よりの共通語です。

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