野球のスピードアップを促す「12秒・20秒ルール」とは?

近年、野球界では試合時間の短縮(スピードアップ)が大きなテーマとなっています。その具体的な施策として、日本の社会人野球や大学野球、軟式野球などのアマチュア球界で導入されているのが「12秒・20秒ルール」です。

この規則では、投手が捕手や内野手、または審判員からボールを受け取った後、走者がいない場合は12秒以内走者がいる場合は20秒以内に投球動作を開始しなければならないと定められています。メジャーリーグ(MLB)やプロ野球(NPB)で導入が進む「ピッチクロック」の日本アマチュア野球版とも言えるシステムです。

もし制限時間を超えてしまった場合、走者がいなければペナルティとして打者に「1ボール」が与えられます。走者がいる場合は、初犯であれば警告にとどまりますが、同じ投手が2回以上繰り返すと、その都度「1ボール」が宣告される仕組みです。

このルールの目的は、投球間の無駄な「間(ま)」を省き、試合全体のテンポを良くすることにあります。観客にとって退屈な時間を減らし、選手の集中力を維持するための現代的なルールとして、現場へ定着が進んでいます。

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