日本に吸血コウモリはいる?

「コウモリと聞けば、真っ先に思い浮かぶのが吸血鬼のような姿——でも、実はそんな心配はいりません。日本には現在、全国で35種のコウモリが確認されており、そのうち北海道には19種、道東地方では13種が生息しています。そして、ある町内で調査された結果、9種が見つかっています。

しかし、どれもが小さな体の昆虫食性のコウモリで、人や動物の血を吸うような種類はまったく存在しません。たとえば、ツバメバトやアブラコウモリなど、夜になると屋根裏や樹木の間を素早く飛び回る姿が見られますが、これらはすべてガやハエといった小さな虫を食べてくれる、むしろ益獣と呼べる存在です。

確かに世界には吸血コウモリもいますが、それらは主に中南米に分布しており、日本には自然には生息していません。日本のコウモリたちは、暗くなると飛び立ち、農薬を使わずに害虫を減らしてくれる大切な役割を担っているのです。

見た目がちょっと不気味に感じられるかもしれませんが、実は私たちの身近な自然の味方。コウモリに対して過度に怖がるのではなく、その生態を正しく知り、共存していくことが大切です。

関連項目

詳細記事

関連トピック