コカ・コーラが飲めない国
世界中どこでも見かける赤いラベルの飲み物――コカ・コーラ。しかし、実は地球上でたった2つの国では、この飲み物を公式に手に入れることはできない。
その国とは、キューバと北朝鮮だ。どちらの国も、アメリカとの長年の政治的対立が背景にある。コカ・コーラはアメリカ発祥の大手企業であり、アメリカ政府による経済制裁の影響で、これらの国への公式な輸出や販売が禁止されているのだ。
特にキューバは、1960年代初頭からアメリカとの国交が断絶しており、それ以来、コカ・コーラは市場から姿を消した。現地では、独自の炭酸飲料が作られ、代用品として親しまれている。北朝鮮についても、アメリカとの関係の緊張が続いており、同様に公式な販売は行われていない。
ただし、密輸や非公式なルートでわずかに流通している可能性は否定できないが、一般の人が簡単に手に入れるのは難しい。また、観光客向けの特別な施設などで「違法ではない形」で提供されるケースもあるが、それは極めてまれなことだ。
世界で最も有名な飲み物のひとつが、たった2カ国で飲めない――これは、ビジネスの話ではなく、歴史と政治の重みを強く感じさせる現実だ。
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