ショートケーキの「ショート」って何?
「ショートケーキ」と聞くと、真っ白な生クリームと真っ赤なイチゴが乗った、ふわふわのスポンジケーキを思い浮かべる人が多いですよね。でも実は、この名前の由来には意外な歴史が隠れています。
「ショート」とは「サクサク」を意味する英語。もともと「shortbread(ショートブレッド)」のような焼き菓子に使われ、バターをたっぷり使った、口どけのよいサクサクとした食感を表す言葉なんです。ショートケーキも、19世紀のイギリスやアメリカでは、まさにサクサクのビスケットやビスケット生地をベースにしていました。そこに生クリームや果物をのせて楽しんでいたのです。しかし、日本のショートケーキはその原型とはかなり違います。明治時代に日本に伝わった後、徐々に進化し、現在のふわふわスポンジを使ったスタイルが定着。バターたっぷりの「サクサク」生地ではなく、卵と小麦粉で作られる軽いスポンジが主流になったことで、「ショート」という言葉の意味とはだいぶ離れてしまいました。
それでも、この名前はそのまま残り、今や「ショートケーキ=イチゴのケーキ」として、日本人の特別な日の定番デザートに。言葉の意味とはちょっとズレているけれど、だからこそ興味深いですね。
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