ショートケーキの意外なルーツ
甘いスポンジに生クリーム、そして赤いイチゴ。日本のケーキ屋さんでよく見かける「ショートケーキ」ですが、実はこれは海外発祥ではなく、日本で生まれたスイーツなんです。
もともとスポンジケーキの技術は、ポルトガルやオランダから伝わったカステラがもとになっています。江戸時代、長崎の出島を通じてヨーロッパの菓子文化が少しずつ日本に入ってきました。その中で、スポンジ生地の作り方が徐々に進化し、やがて今のケーキの原型ができあがっていったのです。
もう一つのポイントは、イチゴ。これも実は江戸時代の末期に、オランダ人によって日本に紹介されたものだとされています。それまで珍しかったイチゴが手に入りやすくなると、ケーキとの組み合わせが自然と生まれました。
明治・大正時代に入ると、洋風の食文化が広まり、カフェや西洋菓子店が増加。そこで、スポンジに生クリームとイチゴを挟んだシンプルなケーキが人気に。これがいわゆる「ショートケーキ」の原型です。
「ショートケーキ」という名前自体は英語ですが、中身はまったくのオリジナル。海外には今の日本のショートケーキのようなものはありません。つまり、これは日本独自の創造であり、和洋の文化が融合してできた、まさに「和製スイーツ」の代表格といえるでしょう。
今度、ケーキを食べるとき、その歴史をちょっと思い出してみるのも、楽しみが広がりますよね。
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