歯医者で気分が悪くなるのはなぜ?

歯医者の診療中に突然、めまいや吐き気、冷や汗を感じた経験がある人は少なくありません。こうした症状の多くは、「血管迷走神経反射」と呼ばれる反応が原因です。

これは、緊張や不安、痛み、あるいは長時間同じ姿勢でいることなどがきっかけで、体の自律神経のバランスが一時的に乱れる現象です。結果として、血圧が急に下がったり、脈が遅くなったりして、気分が悪くなったり、最悪の場合は失神することもあります。

特に初めての治療や、過去に痛い思いをしたことがある人は、無意識に体が緊張しやすくなり、こうした反応が出やすい傾向があります。また、空腹時や疲れがたまっているときも注意が必要です。

歯科医院では、こうした事態に備えており、症状が出た場合はすぐに治療をやめて、患者さんを横に寝かせ、安静にさせるのが一般的です。多くの場合、数分から十数分で回復しますが、状態によっては治療を延期することもあります。

もし自分でも「緊張しやすい」「以前に気分が悪くなったことがある」という場合は、予約の際にそのことを伝えておくと安心です。最近では、リラックスできる環境づくりや、笑気麻酔などで不安を和らげる対策をとっているクリニックも増えています。無理をせず、自分の体と向き合いながら、治療を進めていきましょう。

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