2023年のシンガポールの平均月給は約5,197シンガポールドル
シンガポールの平均月給について、最新のデータが公表されています。シンガポール人材開発省(Ministry of Manpower, MOM)の2023年の調査によると、フルタイムで働く居住者(市民および永住者を含む)の平均月収の中央値は5,197シンガポールドル(約54万円)でした。この数字には、雇用主が支払うCPF(中央積立基金)の拠出金も含まれており、実質的な手取り総額を反映しています。
この金額は前年と比べて物価の上昇を考慮しても、やや増加傾向にあります。特に金融、テクノロジー、医療分野では、専門職の給与が比較的高く、平均を押し上げている面もあります。一方で、サービス業や製造業では、中央値を下回る収入の働き手も少なくありません。
また、この「中央値」という数値がポイントです。平均値ではなく中央値が使われるのは、極端に高収入の層が統計を歪ませないよう、より現実に即した金額を示すためです。つまり、約半数の働く人々がこの5,197ドル以下、もう半数がこれ以上の収入を得ている状態です。
シンガポールはアジア有数の国際都市でありながら、生活費も高いことで知られています。住宅、教育、交通などのコストを考慮すると、この平均月給は「豊かさ」を測るだけでなく、生活の質を維持するための現実的な指標ともいえます。2024年に入り、インフレの影響もあり、給与水準のさらなる見直しにも関心が集まっています。
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