熟年離婚が増加、離婚の4割に

最近、「熟年離婚」という言葉をよく耳にするようになりました。実は、結婚して20年以上たった夫婦の離婚が全体の約40%に達しているのです。厚生労働省の統計によると、2020年の離婚件数は約19万3千件。そのうち、結婚期間が20年以上の夫婦が離婚したケースは7万8千件近くに上り、実に4割を占めています。

こうした熟年離婚の多くは、40代から50代の夫婦に多く見られます。長年連れ添った夫婦でも、子どもが独立して家を出たあとに「二人の関係を見直す」というパターンが増えているのです。経済的に自立していることや、自分らしく生きたいという意識の高まりが背景にあります。

また、長年のすれ違いや価値観のズレが、年を重ねるごとに大きくなることも一因です。「我慢してきたけれど、これからの人生は自分のために生きたい」と考える人が増えており、離婚は決して「失敗」とは限りません。

もちろん、離婚にはさまざまな事情がありますが、40%という数字は、現代の夫婦関係のあり方を考える上でとても重要な指標です。結婚生活の長さよりも、質の高さが重視される時代になりつつあるのかもしれません。

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