ダイビング後の高所移動に注意

楽しいダイビング後、そのまま山へ向かって温泉に行ったり、高地の町を観光する予定を立てている人もいるかもしれません。しかし、ダイビング後に高所へ移動するのは、思わぬリスクを伴うことを知っておきましょう。

スキューバダイビング中、体は水中の高い圧力のため、空気中の窒素を通常より多く吸収します。この窒素は、ゆっくりと呼吸とともに体外に排出されていくのですが、ダイブ後にすぐに高い場所へ行くと、問題が起きやすくなります。なぜなら、標高が上がるほど気圧が下がり、体内に残った窒素が気泡になりやすくなるからです。こうした気泡が関節や神経に影響を与えると、「減圧症」と呼ばれる重篤な状態を引き起こすことがあります。

もちろん、飛行機搭乗ほどのリスクではありませんが、特に前日や当日のダイビング後に富士山や軽井沢のような高地へ行くのは避けた方が無難です。一般的には、ダイビング終了後12〜24時間は標高の高い場所への移動を控えることが推奨されています。特に複数回のダイブや深い潜水をした場合は、さらに注意が必要です。

安全を確保するためには、ダイブ後のスケジュールをゆとりを持って計画することが大切。せっかくの旅だからこそ、体のサインに耳を傾け、無理をしないことが長くダイビングを楽しむコツです。

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