ウイルス性扁桃炎はキスでうつる?

「扁桃炎はうつらない」と言われることがありますが、実は少し注意が必要です。一般的に言われる「扁桃炎」の多くは、もともと喉にいる細菌やウイルスが何らかのきっかけで活発になり、喉の奥にある扁桃に炎症を起こす病態です。

特にウイルス性の場合は、風邪と同様に飛沫感染や接触感染が可能性としてあります。つまり、咳やくしゃみ、それにキスなど、口の周りを介した直接的な接触を通じて、ウイルスがうつる場合もあるのです。

一方で、細菌性の扁桃炎、特に溶連菌(れんざんきん)によるものは、かなりうつりやすいことで知られています。たとえキスでなくても、同じグラスを使う、タオルを共有するなどでも感染リスクがあります。

前に「扁桃炎はうつらない」と言われていたのは、主に「体内の常在菌が原因となることが多く、他人から感染するわけではない」という点が強調されていたためです。しかし、実際には感染力のあるタイプもあるため、発熱や強いのどの痛みがあるときは、無理に外出せず、人と近距離で接する行為、たとえばキスや食事の共有は避けたほうが安心です。

結論として、すべての扁桃炎がうつるわけではありませんが、ウイルスや細菌が原因なら注意が必要。特に症状がある間は、周囲への配慮が大切です。

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