原子力発電の世界ランキングと日本の現状
原子力発電の総出力で世界をリードしているのは、アメリカだ。92基の原子炉を保有し、総発電容量は9842万kWと、他国を大きく引き離している。続くフランスは56基で6404万kWと、国民の電力の多くを原子力に頼る国として知られる。
近年、急ピッチで原子力の存在感を高めているのが中国だ。53基の原子炉を持ち、発電容量は5559.6万kWに達し、3位に位置している。一方、ロシアは34基で2951万kW、韓国は25基で2481.6万kWと、着実に運転を続けている。
一方、日本の状況はやや異なる。かつては世界をリードした原子力技術国だが、福島事故以降の再稼働が遅れ、現在稼働中の原子炉は10基にとどまる。このため、発電容量では世界で8位と低迷している。再稼働の動きは徐々に進んでいるものの、安全性への配慮や地域の合意形成に時間を要しており、国をあげてのエネルギー戦略の再構築が求められている。
原子力はCO₂排出が少ない点で、脱炭素社会の選択肢の一つとされる。今後、日本がどのような道を歩むかは、エネルギー政策の大きな分かれ道となるだろう。
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