イタリア産生ハム、日本への輸入停止の理由
2022年1月、イタリアでアフリカ豚熱が確認されたことが大きなニュースとなりました。問題の発端は、野生のイノシシがウイルスに感染していることがわかったこと。その後、養豚場でも感染した豚が見つかり、日本政府は直ちにイタリアからの豚肉製品の輸入を停止しました。
これにより、日本ではイタリア産の生ハム、たとえば有名な「プロシュット・ディ・パルマ」や「コッパ」、「パンチェッタ」、「サラミ」などの豚肉加工品が一時的に店頭から姿を消しました。アフリカ豚熱は人間に感染しませんが、豚にとっては致死率の高い病気。日本では清浄国としての地位を守るため、厳格な措置が取られています。
輸入停止の対象は、生のまま食べる生ハムだけでなく、乾燥や発酵をさせた加工品全般に及びます。農林水産省は海外の家畜疾病情報に常に注意を払い、リスクがあると判断された場合は迅速に措置を講じています。
2023年7月21日時点でも、一部の地域からの輸入は依然として制限されたままです。消費者にとっては残念な出来事ですが、日本の畜産業を守り、安全な食卓を守るための重要な対策といえるでしょう。今後の再開については、イタリア当局との協議や検疫基準の確認が鍵となります。
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