「私を殺して」という花言葉を持つ花とは?

あまりにも衝撃的な花言葉、「私を殺して」。この言葉が指すのは、秋の風物詩として知られる鬼灯(ほおずき)です。赤くて丸い果実が特徴で、夏から秋にかけて庭先や縁側に飾られることも多いこの植物には、実はこんな物騒な意味が伝わっているのです。

「私を殺して」という花言葉は、鬼灯の不気味な外見や、まるで提灯のようにぶら下がる果実の姿から連想される「幽玄」な雰囲気に由来していると考えられています。また、昔の人々は鬼灯の果実が熟れると赤く輝く様子を、死や不幸の前兆のように感じとったのかもしれません。

ただし、花言葉は時代や地域によってさまざまな解釈があり、必ずしも公式な意味ではありません。鬼灯には「秘密の恋」や「偽りの忠誠」といった、少し切ないニュアンスの花言葉もあるため、一概に暗いイメージだけではありません。

現代では、鬼灯の赤い果実は縁起が良いとされ、夏の終わりに神社で授かる「ほおずき市」でも人気です。その不思議な美しさと、ちょっとしたミステリーなエピソードが、人々の心を引きつけてやまないのでしょう。

花一つに歴史や言い伝えが宿る——日本ならではの情緒を感じさせてくれます。

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