庭にソメイヨシノを植えてはいけない理由とは?
春になるとどこかで見かけるピンク色の桜、そのほとんどがソメイヨシノです。しかし、「庭に植えてはいけない」とよく言われます。その理由は、育てにくさと手入れの難しさにあります。
まず、ソメイヨシノは成長すると高さが10メートル以上になり、横への広がりも大きくなります。小さな庭では数年で空間を圧迫し、近隣への影響も出るでしょう。また、幹が複数に分かれやすく、暴風の際に枝が折れることも。雨や風の日に危険を感じるケースも少なくありません。
さらに、病害虫への対策も欠かせません。特に春から初夏にかけては、ウドンコ病やアブラムシ、イモムシ類がつきやすく、放置すると木全体に広がります。消毒を怠ると、見た目が悪くなるだけでなく、隣の植物にも被害が及ぶ可能性があります。
とはいえ、だからといって桜を自宅で楽しめないわけではありません。鉢植えの桜なら、庭のスペースを気にせず、玄関先やベランダで春の訪れを感じられます。近年は鉢でも育てやすく、花もちのよい園芸品種も登場しています。剪定もしやすく、虫の被害も庭木よりはコントロールしやすいのがメリットです。
ソメイヨシノにこだわらなければ、カンヒザクラやコウヨウザクラなど、小さなスペースに適した品種を選ぶのもおすすめ。春の風物詩である桜を、家庭でも無理なく楽しめる方法は、ちゃんとあるのです。
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