フィリピンの富裕層、その年収はどのくらい?

フィリピンで「富裕層」とされる人々は、全人口のわずか3.4%にすぎません。しかし、この層の生活水準や収入は、一般的なフィリピン人と大きく異なります。2023年現在、富裕層の世帯年収は450万円以上とされ、高級住宅地に住み、子どもたちをインターナショナルスクールに通わせるなど、都会的なライフスタイルを送っています。

一方、フィリピンの大多数を占めるのは中間所得層で、人口の約70.7%にのぼります。彼らの年収は65万円から450万円の間。都市部に住む会社員や公務員が多く、家族を支えながらも、教育や医療に費用をかける余裕がある程度です。

対照的に、25.9%とされる低所得者層は、年収6万円から65万円程度とされ、農村部やスラムに住む人々が中心です。電気や清潔な水の確保さえ難しい地域もあり、経済格差は深刻な社会課題となっています。

こうしたデータを見ると、フィリピンの経済は「ほんの一握りの富裕層」と「大半を占める一般家庭」の二極化が進んでいることがわかります。マニラの高層マンションと隣接するスラムの光景は、その象徴ともいえるでしょう。

国全体の平均年収に目を向けると、数字の背後にある不均衡な富の分配が見えてきます。経済成長が進んでも、それがすべての国民に届いているわけではないのです。

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