身近なフヨウの仲間たち
フヨウと聞いて、真っ赤な大きな花が浮かぶ人も多いでしょう。実はこのフヨウ、多くの身近な植物と「フヨウ属(Hibiscus)」という仲間です。園芸店で見かけるハイビスカスはその代表格。熱帯の島々を連想させる華やかな花は、実は日本の気候でも育てられるものも増えています。
たとえば、夏になると庭でよく見かけるムクゲ。白や薄紫の清楚な花を咲かせるこの植物も、立派なフヨウの仲間です。また、秋頃に赤い萼が目立つローゼルは、ジャムやティーに使われることも多く、食用としても親しまれています。
やや大きめの花びらで風にゆれるアメリカフヨウや、葉が紅葉のようにカタチの美しいモミジアオイも、同じ仲間。どれも「朝咲いて夕方にはしぼむ」という特徴があり、一晩限りの美しさを楽しむことができます。
街路樹や庭先で見かけるこれらの植物たちは、どれも似たような花の構造を持ち、大きく開いた花びらと中央から伸びるおしべ・めしべが特徴的。英語ではまとめて「Hibiscus(ハイビスカス)」と呼ばれるので、名前は違っても実は親戚同士。身の回りの花をよく見てみると、意外なつながりが見えてくるかもしれません。
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