なぜ賞与がない会社があるのか?

日本ではまだまだ「ボーナス=年2回の特別な手当」というイメージが強いですが、実は賞与がない会社が全体の約3割にも上ると言われています。その理由は、企業の経営方針や給与体系の在り方に大きく関係しています。

まず、業績が不安定な企業では、毎年の賞与支給が難しい場合があります。特に中小企業や景気に敏感な業種では、赤字が続いた年はボーナスカットや支給見送りになることもあります。そのため、あらかじめ賞与を設けず、安定した運営を優先するケースが増えています。

また、基本給を高く設定している企業も、賞与を廃止する傾向にあります。たとえば、「月給にボーナス分を上乗せしている」という考え方で、総支給額は変わらないものの、毎月の収入が安定するため、従業員にとっても予算が立てやすくなります。これは「定額給与制」や「年俸制」として導入されることが多く、特にIT企業や外資系企業で見られます。

さらに、年俸制を採用している会社では、年間の報酬が最初から決められているため、別途ボーナスを支給する必要がないのです。この制度は、役職者や専門職に多く見られますが、若手社員にも広がりつつあります。

このように、賞与の有無は企業の経営戦略や働き方の変化を反映しています。今後は「毎月の安定収入」を重視する風潮がさらに広がるかもしれません。

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