「モナ・リザ」の「モナ」とは?
「モナ・リザ」は、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた世界でもっとも有名な肖像画の一つです。しかし、「モナ」という名前には特別な意味があります。
「モナ」は、イタリア語の「ma donna」(私の貴婦人)に由来しています。 当時のイタリアでは、「ma donna」は格式ある女性に対して使う敬称で、現代でいう「ミズ・リザ」といったニュアンスに近いものです。この言葉がすっかり定着する過程で、「ma donna」は口語的に「モナ」と短縮されるようになりました。つまり、「モナ・リザ」とは「リザさん」といった意味合いの呼称であり、実際のモデルはリザ・デル・ジョコンド(Lisa Gherardini)とされています。彼女は、フローレンスの裕福な商人の妻で、ダ・ヴィンチが1503年ごろから制作を始めたとされています。
この絵の正式名称は「ラ・ジョコンダ」。イタリア語で「リザさん」という意味の「La Gioconda」は、彼女の姓「ジョコンド(Giocondo)」に「a」をつけた女性形です。フランス語では「ラ・ジョコンド」として知られています。つまり、「モナ・リザ」と「ラ・ジョコンダ」は、同じ人物を異なる言語と呼び方で呼んでいるのです。こうした背景を知ると、ただの肖像画以上の深みを感じます。微笑みの意味も、歴史の奥深さとともに、今も人々の心を捉えて離しません。
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