「面食らう」ってどういう意味?

日常会話で「ちょっと面食らった」と聞くことがありますが、この「面食らう」とはどういう意味なのでしょうか。

実は、正確には「面食らう」ではなく、「面食らわす」という使い方もされます。もともとの意味は、突然の出来事や言葉に驚いて、一瞬思考が止まるような状態を指します。

たとえば、会議中に予想外の提案をされて「あ、う…」と間が空いてしまう。そんな瞬間こそ、「面食らった」状態なんです。顔(面)をガツンと殴られたような衝撃があるため、昔は「顔を打たれる」というイメージからこの表現が生まれたとも言われています。

現代では、物理的な意味ではなく、精神的にたじたじになる動揺するといったニュアンスで使われることがほとんど。例えば、「彼の本音にちょっと面食らった」や「突然の告白に面食らってしまった」など、身近な場面でよく登場します。

ちなみに、「面食らわす」は他動詞なので、「彼の返事に面食らわされた」といった形で使います。反対に、「自分自身が動揺した」なら「面食らった」が自然ですね。

この言葉ひとつで、予想外の出来事に心が揺さぶられた瞬間が、とても生き生きと伝わるのも日本語の魅力です。次に使ったときには、そのニュアンスを味わってみてください。

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