健康保険証の返却はなぜ必要?

退職や扶養から外れるなど、社会保険の資格を失ったとき、健康保険証の返却は法律で義務づけられています。会社を辞める際、ただ新しい保険に切り替わるだけだと思っていても、古い保険証をそのまま持っていてはいけません。

事業主には、日本年金機構に「被保険者資格喪失届」や、扶養の変更がある場合には「被扶養者異動届」を提出する義務があります。その際、必ず保険証を添付しなければならず、本人が証を返さなければ、手続きが完了しません。返却を忘れると、会社も困るだけでなく、本人にとっても後々トラブルの原因になりかねません。

たとえば、資格喪失後も保険証を使ってしまうと、不当に医療費の補助を受けたとみなされ、あとで返金を求められることもあります。また、保険証の不正使用は法律違反です。手続きをスムーズに進めるためにも、状況に応じて速やかに返却することが大切です。

最近ではマイナンバーカードと健康保険機能の一体化が進んでおり、物理的な保険証が不要になるケースも増えています。ただし、まだすべての人が対象ではなく、切り替えの手続きが済んでいない間は、従来のルールが適用されます。変更があったときは、まず会社の担当部門や社会保険労務士に確認するのが安心です。

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