歯磨き直後に口臭がするのはなぜ?

朝起きてしっかり歯を磨いたはずなのに、鏡に向かって息をチェックして「あれ? なんか臭い…」と思った経験、ありませんか? 実はこれ、決してあなたのケアが足りないわけではありません。むしろ、歯磨きをしているからこそ、一時的に口臭が強くなることがあるのです。

口の中には、舌の表面や歯と歯茎の間(歯周ポケット)に、細菌がつくる硫化水素などの臭い物質がたまっています。これらはもともと水分に溶けていて、空気中にはほとんど拡散していません。ところが、歯ブラシでこすったり、舌を磨いたりすることで、それまで隠れていた臭いの原因となる化合物が一気にかき出されるのです。

特に舌苔(ぜったい)が厚い人や、歯周病の初期段階にある人は、磨くことで細菌の塊が撹拌され、硫黄化合物が揮発(気体化)してしまい、結果として「磨いた直後に口臭がキツく感じられる」現象が起こります。これは一時的なもので、しばらくすると口内の環境が落ち着き、臭いも薄れていくのが一般的です。

ただし、毎回磨いた後に強い臭いがする場合は、舌のケアやデンタルフロスの使用、うがいの見直しも効果的。歯科医院での定期的なクリーニングも、こうした悩みを軽減する鍵になります。

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