山のユニークな隠語、雉撃ちとお花摘み
登山やハイキングをしていると、普段の生活では耳慣れない言葉に出会うことがあります。その代表例が、自然の中でトイレに行くことを指す「雉撃ち(きじうち)」と「お花摘み(おはなづみ)」という表現です。
山の中には常設のトイレが少ないため、昔から登山者たちの間で使われてきた隠語です。男性の排泄を意味する「雉撃ち」は、藪の中で身をかがめる姿勢が、猟師がキジを狙う姿に似ていることから名付けられました。さらに、大小によって「大雉」や「小雉」と呼び分けられることもあります。
一方、女性の排泄を表す「お花摘み」は、草花に囲まれながらしゃがんで用を足す姿が、まるで野山でお花を摘んでいるかのように見えることに由来しています。どちらも自然への親しみと、少しユーモアを含んだ素敵な知恵といえます。
現代の山歩きでは環境保護の観点から携帯トイレの持参が推奨されていますが、こうした言葉の背景には、長い歴史を持つ山の文化やマナーが息づいています。
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