「バリ」とは?金属加工でよく聞く言葉の意味
「バリ」とは、金属や樹脂、木材などを加工する際に、製品の端や角にできるわずかな出っ張りやトゲのことを指します。別名で「かえり」や「かえし」とも呼ばれ、見た目だけでなく、手で触ったときの安全性や、次の工程への影響を考えると、放置できない問題です。
日本工業規格(JIS)では、バリを「かどのエッジにおける、幾何学的な形状の外側の残留物で、機械加工又は成形工程における部品上の残留物」と定義しています。つまり、本来あるべき形状の外側に余計な部分が残ってしまった状態がバリです。
バリは、主に切削やプレス、射出成形などの工程で発生します。例えば、金属を切るとき、材料が少しつぶれて端がめくれ上がることがあり、これがバリになります。そのままにしておくと、後工程での組み立てがうまくいかなかったり、指を切る原因になったりするため、多くの場合、専用の工程で「バリ取り」を行います。
バリ取りの方法はさまざまで、手作業でやすりをかけることもあれば、ブラシやバフ、専用の機械を使って自動で処理することもあります。最近では、加工技術の向上により、最初からバリがほとんど出ないよう工夫された「バリ低減加工」も注目されています。
製品の品質や安全性を高めるうえで、バリの理解と対策はとても重要です。一見小さな問題に見えても、その影響は決して小さくありません。
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