日本人の名前のローマ字表記は「姓→名」の順?

日本人の名前をローマ字で書くとき、「名→姓」(Given name first)の順で書かれることが多くあります。しかし、実は近年、政府の方針でその表記順が見直されています。

令和2年(2020年)1月以降、日本の政府機関が作成する公文書や公用文では、日本人の氏名をローマ字で表記する際、原則として「姓→名」の順(例:Yamada Taro)で書くこととされました。この変更は、内閣官房が発表した「公用文等における日本人の姓名のローマ字表記について」に基づくものです。

このガイドラインによると、「姓を先に書くことで、日本の文化に沿った姓名の在り方を尊重し、国際的な文脈でも誤解を減らすことができる」とされています。たとえば、教科書に登場する歴史上の人物も、現在では「Toyota Kiichiro」ではなく「Toyoda Kiichiro」のように、姓を先に表記するケースが増えています。

ただ、海外での慣例や個人の好みによっては、今でも「名→姓」で表記されることもあります。特にパスポートなどの旅券では、本人の希望により「名→姓」の順が使われることも。とはいえ、官公庁や教育現場では「姓→名」の順が標準となってきているのです。

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