世界で一番時差が遅い有人の地域はどこ?
「世界で一番時差が遅い国はどこですか?」という質問に対して、正確に答えるなら、実は人が住んでいない島が最も遅いタイムゾーンにあります。ベーカー島とハウランド島は、協定世界時(UTC)より12時間遅れたUTC-12に属しており、ここが文字通り「世界で一番最後に新しい日を迎える場所」です。しかし、この2つはアメリカの無人領土のため、日常生活の参考にはなりません。
人が実際に暮らしている地域で見ると、最も遅いのはUTC-11のタイムゾーンです。ここには2つの地域が該当します。1つはアメリカ領の、もう1つは独立国であるニウエです。両地域とも南太平洋に位置し、日付変更線のすぐ西側にあります。つまり、日本など東の国々がすでに火曜日になっていても、ここではまだ月曜日のままで、まるで「時間の果て」にいるような感覚になります。
たとえば、東京が水曜日の正午のとき、アメリカ領サモアやニウエではまだ火曜日の午後。この時差の差は最大で25時間にもなります(夏時間の有無で変動)。そのため、同じ「今日」と言っても、ここでは「昨日」のまま。世界の時間の仕組みが、いかに人間の暮らしに合わせて作られているかがよくわかります。
こうした地域では、国際的なやりとりの際には時差のことを特に意識する必要があり、逆にインターネットを通じて「いちばん最後に新年を迎える場所」として注目されることもよくあります。
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