ラ行五段活用の動詞を知ろう
日本語の動詞には「活用」という変化のルールがあり、その中でもラ行五段活用は古めかしい響きを持つ動詞が多く、現代では使われにくいものも見られます。しかし、文語や文学、敬語などでは今も生き続けています。
例えば、「いらっしゃる」は、ご存じの通り、「いる」の尊敬語で、日常会話でもよく耳にします。「横たわる」「眺め入る」「踏ん張る」などは、詩的表現や描写文でよく使われます。また、「駆け寄る」「駆け回る」「駆け巡る」といった重ね言葉のような表現は、動きのダイナミズムを強調する場面で効果的です。
一覧に出てくる「摩る(なでる・すり合わせる)」「野次る(やじる)」「穿る(うがつ)」などは、現代ではあまり使われませんが、古典や歴史小説などで出会うことがあります。また、「立至る」「立ち掛かる」「取っ掛かる」などは、文語的ですが、意味は現代語と通じるものがあります。
これらの動詞は、五段活用の中でも「ラ行」に分類され、語尾が「る」で終わるものの、活用の際には「ら・り・る・れ・ろ」の五段に変化することが原則です。ただし、現代語ではほぼ上一段活用と同様に扱われることも多く、「駆ける」「眺める」といった形で定着しています。
ラ行五段活用は、学ぶには少し難しく感じるかもしれませんが、そのひとつひとつに歴史やイメージが宿っており、日本語の豊かさを感じさせてくれます。古典や美しい文章に触れるときの楽しみのひとつになるでしょう。
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