亡くなった方を安置する際の正しい方角と注意点

故人様のお体を整えた後、最初に考えるのが「どちらの向きで寝かせるか」という点です。日本の伝統的な葬儀マナーでは、遺体を安置する際に「北枕(きたまくら)」にするのが一般的とされています。

北枕と聞くと日常では避けるイメージを持つ方もいるかもしれませんが、本来はとても神聖な意味を持っています。その由来は、お釈迦様が亡くなられた際に頭を北に向けて横になられたという伝承(頭北面西)に基づいています。そのため、仏教では故人様が安らかに旅立てるようにとの願いを込めて北枕にします。もし部屋の間取りや家具の配置などで頭を北に向けられない場合は、西向きに安置するのが一般的な習わしです。

また、安置する際にかける布団にも大切な注意点があります。遺体はできるだけ温度を上げずに保全する必要があるため、保温性の高い厚手の布団は避け、薄手の布団(敷き布団や掛け布団)を使用するのがマナーです。突然のことで戸惑うことも多いですが、正しい知識を持って心を込めて準備を進めましょう。

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