幻日と虹の違いって?
空にきれいな弧や光の点が見えることがありますよね。そのひとつが「虹」で、雨上がりによく見られる現象です。一方、「幻日」という言葉を聞いたことがありますか? 一見、虹のように見えますが、実はまったく異なる仕組みで現れます。
虹は、雨上がりの空気中に浮かぶ小さな水滴が太陽光を屈折・反射させることでできます。水滴はほぼ球形で、光がその中で七色に分かれ、空に弧を描いて現れます。
それに対して、幻日は氷の結晶によって起こります。高い空にいる巻雲などに含まれる「六角柱の形をした氷晶」が、まるでプリズムのように光を屈折・反射させ、太陽の両側に色つきの光点として現れるんです。幻日は通常、太陽と同じ高さに2点、左右にあらわれ、赤っぽい色が内側に来ることが特徴です。
また、幻日は虹よりも珍しい現象で、特に寒い地域や冬の季節に見られることが多く、南極や高山地帯でよく観測されます。実は、幻日は「ハロ(暈)」の一種。ハロは環状に広がるのに対し、幻日は点として見えるのが違いです。
次に空を見上げるとき、虹だけでなく、高い空にちらりと光る幻日を探してみてはいかがでしょうか。自然の光の演出に、きっと驚かされますよ。
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