控除額が多いと所得税が安くなる理由
所得税を計算するとき、「所得控除」と「税額控除」の2種類の控除がありますが、実はその仕組みは少し違います。所得控除額が大きいと、まず課税対象となる所得額が小さくなります。つまり、収入からさまざまな控除(例えば、給与所得控除、基礎控除、扶養控除など)を引いた後の金額が減るため、税金の元になる金額が下がるのです。
たとえば、控除額が多ければ、課税所得が195万円から330万円の範囲内に収まれば、所得税率は5%ですが、控除が少ないとこの枠を超え、税率が10%に上がってしまうことも。つまり、控除額が多いほど税率が下がるタイミングを迎えやすく、結果として支払う所得税もぐっと安くなるのです。
一方、税額控除は、所得税の計算が終わったあとに税額そのものを直接減らす仕組みです。例えば、住宅ローン控除や医療費控除の還付はこのタイプ。所得控除が「税金の基盤を小さくする」のに対し、税額控除は「最終的な請求額を下げる」と覚えるとわかりやすいでしょう。
つまり、所得控除で課税所得を減らし、さらに税額控除を活用すれば、節税効果はより大きくなります。確定申告や年末調整のときには、自分が受けられる控除をしっかり確認して、無駄に税金を払わないようにしたいものです。
コメント
まだコメントはありません。最初のコメントを投稿しましょう。