膵臓がんと背中の痛み:なぜ左側に感じるの?
背中の左側にじわじわと広がる痛みがある場合、もしかすると膵臓(すいぞう)が関係しているかもしれません。膵臓はみぞおちの奥、やや左よりに位置しており、がんが進行すると周囲の神経に影響を及ぼします。これが、背中や腰、お腹の奥の鈍痛として感じられるのです。
初期のうちははっきりしない違和感ですが、進行するにつれて痛みが強くなるのが特徴です。特に、25%の人ががんと診断される半年ほど前から、お腹の不快感や消化不良に気づいているという報告もあります。しかし、これらの症状は他の胃腸の問題と似ているため、見過ごされがちです。
膵臓の周囲には多くの神経が走っているため、がんが広がるとそれらを圧迫したり刺激したりして、みぞおちから背中にかけての痛みとして現れます。右側よりも左側に違和感を感じる人が多いのは、膵臓の頭部ではなく、体部や尾部にがんができた場合に多いからです。尾部は左後方に伸びているため、痛みが背中の左側に響きやすいのです。
もちろん、背中の痛み=必ずしも膵臓がんというわけではありません。しかし、長引く痛みや徐々に強くなる違和感がある場合は、早めの受診が安心です。特に糖尿病が突然現れた場合や、体重の減少、黄疸(おうだん)が伴うときは要注意。気になる症状があれば、専門の医療機関で相談してみましょう。
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