年収1000万円でも、老後の年金は意外と少ない?
現役時代に年収1000万円を稼いでいても、定年後の老齢年金は思ったほど高くありません。老齢基礎年金の場合、満額で受け取れるのは年間約79万5000円。これは国民年金の保険料を40年間しっかり納めた場合の金額です。会社員であれば、厚生年金にも加入しているため、さらに老齢厚生年金が上乗せされますが、それでも年間で200万円前後が一般的です。
つまり、現役時代に1000万円の収入があった人でも、公的年金だけに頼ると、収入は約1/5にまで減少します。これだけでは、これまでと同じ生活水準を維持するのは難しいでしょう。特に住宅ローンの残債があったり、教育費がまだかかっていたりする家庭では、大きな生活の変化を強いられます。
実は、年金の受給額は「どれだけ長く保険料を納めたか」に大きく影響されます。年収が高くても、加入期間が短ければ支給額は少なくなるのです。また、近年では定年後も65歳以降まで年金の繰り上げ受給を控え、受給額を増やす「繰り下げ受給」を選ぶ人も増えています。
高収入時代を過ごしても、老後に安心するには年金以外の準備も必要です。企業の退職金、個人型確定拠出年金(iDeCo)、または貯蓄や資産運用など、複数の柱を早めに整えておくことが大切です。
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