2025年から変わるパートの扶養控除と社会保険の壁

パートで働く方にとって大きな変更が、2025年と2026年にかけて順次始まります。2025年1月から、所得税の扶養控除の上限が現行の年収103万円から123万円に引き上げられます。これにより、これまで以上に働きながらも税金の負担を抑えることが可能になります。

さらに大きな変更は、2026年10月に予定されている社会保険の加入要件の見直しです。現在、パート従業員が週20時間以上、月収が約8万8千円(年収で約106万円)を超えると、社会保険に加入しなければならない「106万円の壁」がありますが、これが撤廃される方向です。これにより、多くの企業でパート従業員の社会保険加入が広がると見られています。

この変更の背景には、非正規雇用の労働者にも社会保障の恩恵をより公平に届けるという狙いがあります。パートで働いている方にとっては、将来的に安定した医療や年金の保障が得やすくなる一方で、手取り額への影響も注意が必要です。社会保険に加入すると、給与から健康保険や厚生年金の負担が差し引かれるため、働き続けても手取りが減るケースも考えられます。

企業側も、こうした変化に対応するために勤務体系や給与構造の見直しを進めるところも出てくるでしょう。制度の変更は少しずつ進むため、自身の勤務先の対応や、自分の年収・働き方を見直すチャンスともいえるでしょう。

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