9歳を迎えたシニア犬がよく眠る理由と健やかな暮らしへのヒント

愛犬が9歳を迎える頃、「最近よく寝るようになったな」と感じる飼い主さんは少なくありません。実は、犬は8歳を過ぎるとシニア期(高齢期)に入ります。この年代になると体力が徐々に衰え始め、体の中に疲労をため込まないために、これまで以上に多くの休息が必要になるのです。

成犬の平均睡眠時間は12〜15時間ほどですが、シニア犬になると1日18〜19時間ほど眠るようになります。これは、エネルギーに満ち溢れた子犬の時期とほぼ同じ長さです。人間と同様に、年齢を重ねると代謝や免疫力が下がりやすくなるため、睡眠によって体力を回復させ、健康を維持しようとする自然な体のメカニズムと言えます。

ただし、ただ眠る時間が長くなるだけでなく、睡眠の「質」にも変化が現れます。深い眠りが減り、浅い眠りが増えるため、周囲の音や気配で目を覚ましやすくなるのです。そのため、愛犬がシニア期に入ったら、これまで以上に快適で安心できる睡眠環境を整えてあげることが大切です。

静かで温度管理が行き届いた場所にベッドを配置し、関節への負担を和らげるクッション性の高い寝具を選んであげましょう。また、「よく寝る」と思っていたら、実は関節の痛みや病気によって体を動かすのが辛くなっているケースもあります。ただの加齢による睡眠時間の増加なのか、あるいは元気がなくなっているのか、日頃の様子を優しく見守り、定期的な健康チェックを心がけてあげてください。

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