お風呂での死亡事故、年間5000人超の衝撃
毎年、多くの人が家庭の浴槽で命を落としていることをご存知でしょうか。2018年には5398人がお風呂で溺れて死亡しています。これは前年より138人減ったものの、15年前の2004年と比べると、わずか2870人だったことを考えると、実に2倍近くにまで増加しています。
厚生労働省の統計によれば、近年では毎年5000人前後で増え続けており、深刻な社会問題となっています。特に冬場に多く、高齢者が温まりすぎたり、血圧の急変で気を失ったりして事故につながることが多いとされています。
また、入浴中の事故は「お風呂=リラックスできる場所」というイメージから、意外と軽視されがちです。しかし実際には、湯船につかる瞬間や、立ち上がるときにバランスを崩すなど、思わぬ危険が潜んでいます。特に65歳以上の高齢者に多く見られ、全体の9割以上を占めるとも言われています。
こうした悲劇を減らすため、各自治体では「あんぜん入浴啓発キャンペーン」を展開。ぬるめのお湯(40度以下)で長くつからないこと、飲酒後の入浴を避けること、一人での入浴に注意するなどが呼びかけられています。家族で声をかけ合うことや、浴室の暖房設備、滑りにくいマットの導入など、小さな対策が命を救う第一歩です。
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