ロンドンのエスカレーター、どこに立てばいい?

ロンドンを訪れたことがある人なら、一度は見たことがある光景——エスカレーターの床に貼られた「Stand on the right(右側に立つ)」という表示。これは、地下鉄や大きな駅でよく見かけます。

ロンドンでは、エスカレーターを使うときのマナーとして、右側に立ち、左側を歩いていく人のための通り道として空けるのが一般的です。これは法律というわけではありませんが、長年の習慣として定着していて、特にラッシュ時間にはきちんと守られています。

「急いでいる人」のために左側を通れるようにしておく、という配慮が背景にあり、スムーズな移動を支えています。実際、朝のピーク時には、右側に静かに立ち止まり、左側を歩く人々が列をなす様子がよく見られます。

観光で訪れる人も、このルールを知らずに左側に立ち止まってしまうと、現地の人から軽く glare(鋭い視線)を受けることも。慣れていないと逆に感じてしまうかもしれませんが、これはロンドンの日常の一部。少しの気遣いで、街のリズムにうまく乗れます。

ちなみに、このルールはロンドンの交通局「TfL」が積極的に呼びかけており、2015年5月には「立ち止まる人は右側へ」と明確に案内を出しています。今では、右に立ち左を歩くという流れが、ロンドンの都市文化の一つと言っても過言ではありません。

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