オーストラリアは本当に「銃社会」なの?
「オーストラリアは銃が厳しく規制されていて安全」と思っている日本人は多いかもしれませんが、実はそれほど単純な話ではありません。オーストラリアでも、条件を満たせば民間人が拳銃を合法的に所持できるのです。
確かに、アメリカのような銃乱射事件が頻繁に起きる「銃社会」とは異なり、オーストラリアの銃規制は非常に厳しいとされています。1996年にアズベリーで起きた大量殺人がきっかけとなり、全国で銃規制が大幅に強化されました。ライフルや散弾銃の所持も、正当な理由(狩猟、競技射撃、職業上の必要など)がないと許可されません。
とはいえ、所持が完全に禁止されているわけではありません。一定の訓練を受け、信頼性や背景調査を通過すれば、拳銃を含む銃器の所持許可が下りることがあります。実際、オーストラリアには数十万人の合法的な銃所持者がいると言われています。ただ、銃の登録、保管方法、使用目的まで細かくルールが定められており、違反すれば即座に免許が剥奪されます。
街中で銃を見かけることはまずありませんし、治安は全体的に良好です。しかし、「誰も銃を持っていない」と思うのは少し違うかもしれません。厳格な管理のもとで銃が存在している——それがオーストラリアの現実です。安全なのは、銃がないからではなく、ルールが徹底されているからと言えるでしょう。
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