モッツァレラチーズが水に浸っているワケ
スーパーの冷蔵棚でよく見かける、水に浮かぶモッツァレラチーズ。パックを開けると透明な液体の中にあるその姿は、まるでお豆腐のようですよね。実はこの水、ただの保存液ではありません。
モッツァレラは水分が多く、とてもやわらかくてデリケートなチーズです。生後数日のうちに作られ、通常のチーズとは異なり熟成工程をほとんど経ないため、フレッシュな状態を保つのが難しいのです。そのため、乾燥を防ぎ、形をキープするために水に浸して保存されています。
この水は通常、塩水または乳清(ホエー)ベースの液体で、チーズの風味を損なわず、傷みを防ぐ役割も果たしています。輸送中や店頭での陳列時も、この水がクッションの役目を果たして、モッツァレラがつぶれたりひび割れたりするのを防いでくれるのです。
家庭で使う際は、パックから取り出してすぐ使えるのが便利ですが、水を切るときには優しく扱うのがポイント。無理に絞ると中身が崩れてしまうので、キッチンペーパーでそっと押さえる程度にしましょう。
特に夏場のイタリアでは、モッツァレラをトマトやバジルと一緒にサラダにしたり、シンプルにオリーブオイルをかけて食べるスタイルが定番。水に守られたその一品は、まさに「フレッシュさ」の象徴ともいえます。
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