フランス語で「天使」は男性名詞?

「あなたは天使みたい」と誰かに言われたら、きっと嬉しいですよね。日本語では性別を問わない「天使」ですが、フランス語では少し事情が違います。

フランス語で「天使」はange(アンジュ)と呼びますが、これは男性名詞です。たとえ話の相手が女性でも、「Tu es un ange」(あなたは天使だ)と言います。女性に対して「天使のような人」と褒めるときも、決して「une ange」とは言わないのです。

なぜなら、フランス語の文法上、angeは語源的に男性とされるから。でも実際の天使に性別があるかといえば、もちろんそんなことはありません。宗教的・文化的な文脈では、天使は無性とされることが多いです。でも言葉のルールは、現実や信仰とは別に決まるもの。だからこそ、親切な女性に対しても「un ange」を使うのが自然なフランス語の表現なのです。

ちなみに、他の言語ではどうでしょう?英語の「angel」は性別を表しませんが、絵本や映画では男性の姿で描かれることも。逆に日本では、白い衣をまとった優しげな女性のイメージが強いかもしれません。言語や文化によって、同じ「天使」でも見え方が違うのは、とても興味深いですね。

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