ゴキブリが裏返る理由とは?
夜、部屋の隅でゴキブリを見かけると、なぜか裏向きになっていることがあります。脚が空を向いてピクピク動いているその姿に、不気味さを感じる人もいるでしょう。実は、この「裏返る」現象には、昆虫の体の構造と死に方が大きく関わっています。
昆虫の脚は、生きていて筋力が働いているときは自由に動かせますが、死ぬと筋肉が弛緩し、関節が内側に引き込まれた状態になります。これはゴキブリだけでなく、セミやハエなど他の昆虫でも同じです。脚が内側に曲がると、体の重心が不安定になり、ちょっとした動きで簡単にひっくり返ってしまいます。
また、弱っているゴキブリが無理に逃げようとして羽ばたいたり、床でもがいたりすると、それだけで体がコロンと裏返ることも少なくありません。特にツルツルの床では、一度裏返ると自分では元に戻れず、そのまま動けなくなることも多いです。
もちろん、すべてのゴキブリが死ぬときに裏返るわけではありません。うつ伏せのまま動かなくなることもありますが、体の構造上、裏返りやすいというのは確かです。つまり、あの姿は、虫の死に方がもたらす自然な結果とも言えるでしょう。
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