クレープの魅力とそのルーツ
今や日本の屋台やスイーツショップで見ない日はないほど人気のクレープ。甘いものとして知られていますが、実はその発祥はフランス。フランスでは古くから親しまれてきた家庭の味で、特別な日だけでなく、ふとした瞬間に手軽に楽しめるおやつとして愛されています。
フランスのクレープは、主に2種類あります。ひとつは塩気のある「ガレット」と呼ばれるそば粉のクレープで、卵やハム、チーズなどを具にした軽い食事として食べられます。もうひとつが、バターと砂糖やイチゴ、クリームといった甘いトッピングをのせた「クレープ・シュクレ」。日本のクレープは、こちらのスタイルがベースになっているのです。
日本では1970年代後半から東京の原宿を中心にクレープ屋が登場し、カラフルな見た目と気軽に食べ歩ける手軽さからたちまち人気に。今では季節のフルーツや和風のトッピングを取り入れた独自の進化を遂げています。
フランスでは2月の「クレープの日(シャンドパン)」に家族でクレープを作るという伝統も。卵と小麦粉、牛乳をうまく混ぜる際、フライパンを片手で持ち上げて宙に放り投げるパフォーマンスが行われることも。うまくひっくり返せると、その年の幸せを呼び込むと言われています。
クレープは、国境を越えて人々の心をつなぐ、小さな幸せの象徴かもしれません。
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